パワー! パワー! パワー100!【1日1品】
食物連鎖の頂点へ!
「Power 100」というランキングがあります。
「ArtReview」という美術の雑誌が、アート業界全体への影響力をランキングにして発表しています。
本日、2016年のランキングが出ました。
細かくはあとでまた書きますが、主要な数名を簡単に。
今年の1位は Hans Ulrich Obrist(ハンス=ウルリッヒ・オブリスト)。
サーペンタイン・ギャラリーという有名な画廊のキュレーターであり、アーティストとの対話形式の書籍をいくつも出している作家でもあります。
ちょうど彼の著作「アイ・ウェイウェイは語る」が今日アマゾンから届いたのでタイムリー!
2位は Adam Szymczyk(……読み方不明)。
ドイツで5年ごとに開かれる世界的な美術のショーのディレクターです。
そのあとにマヌエラ・ワースや、デビット・ツワイナー、ラリー・ガゴシアンという大御所ギャラリーオーナーが続きます。
そのあと、7位にアーティストが入りました。
ArtReview誌が選ぶ、今年度、もっとも美術界に影響を与えたアーティストは Hito Steyerl(ヒト・ステヤル)さんです!
パチパチパチパチ
ということで、本日の1品はヒトさんの「STRIKE」という映像作品です。
いやぁ、ウケますよね。
なにこれ??
確かに「ストライク」しているけれど……
彼女はアーティストでもあり、哲学者、理論家でもあります。
1966年に生まれ、若い頃は日本の映画監督 今村昌平さんに師事。
その後、ドイツのナチスの問題などを、映像作品として現してきました。
まぁ、難しいんですよ。
これだけを家でひとりで見てもなにがなんだかわかりません。
ヨーロピアンやアメリカンは、こういうわけのわからないものを見たら、そのあとで議論をします。
あれはこうだ。
いやいやこうだと思う。
えー、でもこうかもよ〜。
みたいな。
そっからが作品の本番。
考えるきっかえとして、作品があるんです。
そういうのいいよね。