ガラガラ美術館【1日1品】
昨日、またしても静岡県へ行ってきました。
前職の同僚たちといっしょに「クレマチスの丘」に。
1か月まえに行ったばかりだったんですけどね。
前回の様子はこちら
これが、かなりよかったので「みんなで遠足行こう!!」と誘って行ってきました。
ちなみにこの展示は明日29日の火曜日まで。
つまり昨日は会期中最後の日曜日。
ふつう、美術のショーは会期の終わりに近づくほど混みます。
わりと長い期間やっていることが多いので、まだやっているからと油断して見に行かないと、後半に激混みの人の中で見ることになります。
もし、どうしてもゆっくり見たいショーがあるときには、会期の初日に行かれることをおすすめします。
で、今回も、最後の日曜日ですよ。
混んでるかなぁ。
すごく混んでいたら、誘った手前もうしわけないなぁなんて思いながら入ってみると。
ガラガラでした。
ガラガラ。
ほとんど誰もいない。
心配になりました。
美術館…つぶれてまうん?
しかし、どうやらつぶれないようです。
だって、この美術館の運営元はあの「スルガ銀行」。
数々のビジネス書に「最強の地方銀行」としてビジネスモデルを褒め称えられるスルガ様です。
美術館で多少赤字をたれながそうと、屁でもないでしょう。
悔しいけど。
こんなにいいものがあるのに。
誰もいない。
美術は道楽だって、こういうところから言われてしまうんだろうな。
はい。
そろそろ本日の1品を。
今日は小林正人さんの絵にします。
小林さんは1980年に神奈川県で生まれ、ベルギーで修行を積んで、今は東京芸大の准教授を勤めているような、若いのに才能溢れて順風満帆に見えるアーティスト人生を送っておられる方です。
まだ36歳か。
若いなぁ。
作品は、ゴミみたいな絵画が中心。
いや、悪口ではなくてですね。
こちらご覧ください。
画面が、ビロンビロンで、絵の具がベトベトっと置かれている。
ゴミみたいで、美しいざましょ。
こんな絵を描いているのが小林さんです。
本日の1品はこちら。
馬が筆をくわえた絵と、剥がれたキャンバスに星空のような色が塗られたもの。
その前には大量の藁。
藁の中にはこれまたゴミのような絵がいくつも埋まっています。
これ、なんなのかって?
私も本気でよく分からない!!
でも、けっこうよくて。
こんだけ意味不明で、投げっぱなしにされた作品なのに、意外と変な納得感があるんですよ。
生で見てみると。
このあと、みんなで箱根の温泉に浸かってきました。
いい遠足でございました!
ただの日記です。
失敬。