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くま美術史

くま美術店の公式ブログです。するりとわかる美術史や、笑える美術の展覧会情報などをお届けしていきます。公式販売サイト「くま美術店」http://kuma-bijutsu.jp/

ガラガラ美術館【1日1品】

1日1品

昨日、またしても静岡県へ行ってきました。

前職の同僚たちといっしょに「クレマチスの丘」に。

1か月まえに行ったばかりだったんですけどね。

 

前回の様子はこちら

kuma-bijutsu.hatenadiary.jp

 

これが、かなりよかったので「みんなで遠足行こう!!」と誘って行ってきました。


ちなみにこの展示は明日29日の火曜日まで。

つまり昨日は会期中最後の日曜日。


ふつう、美術のショーは会期の終わりに近づくほど混みます。

わりと長い期間やっていることが多いので、まだやっているからと油断して見に行かないと、後半に激混みの人の中で見ることになります。

もし、どうしてもゆっくり見たいショーがあるときには、会期の初日に行かれることをおすすめします。


で、今回も、最後の日曜日ですよ。

混んでるかなぁ。

すごく混んでいたら、誘った手前もうしわけないなぁなんて思いながら入ってみると。

ガラガラでした。

f:id:kuma-bijutsu:20161128231523j:plain

ガラガラ。

ほとんど誰もいない。

心配になりました。

美術館…つぶれてまうん?


しかし、どうやらつぶれないようです。

だって、この美術館の運営元はあの「スルガ銀行」。

数々のビジネス書に「最強の地方銀行」としてビジネスモデルを褒め称えられるスルガ様です。

美術館で多少赤字をたれながそうと、屁でもないでしょう。


悔しいけど。

こんなにいいものがあるのに。

誰もいない。

美術は道楽だって、こういうところから言われてしまうんだろうな。


はい。

そろそろ本日の1品を。

今日は小林正人さんの絵にします。


小林さんは1980年に神奈川県で生まれ、ベルギーで修行を積んで、今は東京芸大の准教授を勤めているような、若いのに才能溢れて順風満帆に見えるアーティスト人生を送っておられる方です。

まだ36歳か。

若いなぁ。


作品は、ゴミみたいな絵画が中心。

いや、悪口ではなくてですね。

こちらご覧ください。

f:id:kuma-bijutsu:20161128231958j:plain


画面が、ビロンビロンで、絵の具がベトベトっと置かれている。

ゴミみたいで、美しいざましょ。

 

こんな絵を描いているのが小林さんです。


本日の1品はこちら。

 

f:id:kuma-bijutsu:20161128231555j:plain

 

馬が筆をくわえた絵と、剥がれたキャンバスに星空のような色が塗られたもの。

その前には大量の藁。

藁の中にはこれまたゴミのような絵がいくつも埋まっています。


これ、なんなのかって?

私も本気でよく分からない!!

 

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でも、けっこうよくて。

こんだけ意味不明で、投げっぱなしにされた作品なのに、意外と変な納得感があるんですよ。

生で見てみると。


このあと、みんなで箱根の温泉に浸かってきました。

いい遠足でございました!

ただの日記です。

失敬。

 

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