バーチャル・リアリティ・カウズ【昨今のアートワールド】
まぁー、VRは急拡大していきそうな勢いがあり、あらためて人間って目で物をみる生き物なんだなと感じます。
でも、ここまでまわりの情報をシャットダウンして、視覚だけで何かを伝えていくっていうのは、リアリティといいつつ、どこまでがリアルなのかわけわからんなと思います。
まったく反対はせず、むしろVRのコンテンツが増えることは大賛成ですが、ここまで目に特化させるってちょっと不思議な感覚。これは、リアルを追求する装置ではなく、今までに人間が経験したことのないまったく別の感覚でものを見る装置なんだろうなと思うんですわ。
言っていることわかります??
つまり、目は、人間にたくさん付いている感覚器官の中では特別なものであるけれども、でも、われわれは目だけでものを見ているわけではないので、このグラスの向こう側に映るものは普段生きている世界とは別の何かなんだと思うんですわ。
絵と同じかな。
洞窟に、壁画を描いていた祖先たちが、絵から受け取った不思議な感覚と、今、VRでわれわれが感じる感覚はとっても似ているはず。なにかを限定して切り抜いて加工することは、魔術的な現実の増幅装置。
つまり、今後のコンテンツに期待。
エロいのは、大歓迎。