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くま美術史

くま美術店の公式ブログです。するりとわかる美術史や、笑える美術の展覧会情報などをお届けしていきます。公式販売サイト「くま美術店」http://kuma-bijutsu.jp/

エス・エヌ・エス【昨今のアートワールド】

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エジプト人アーティストの Basim Magdy(バシム・マグディ?)の絵です。なんか、ちょっと10年ぐらい前のスタイルで時代遅れな感じはあるけれど、嫌いじゃない。

エジプトは、今どんな感じなんでしょうか。「アラブの春」や、「SNS革命」なんて言われてから早10年あまりが経とうとしています。その間に、ツイッターは潰れかけ、フェイスブックはユーザー離れが深刻な状況となっています。少なくとも私の周辺はそんな感じ。

 

やっぱりさ、広告主体のビジネスモデルなんていうもの自体が、時代にそぐわなくなってきているんだと思います。まじで、フェイスブック開いても、広告と、意識高いやつと、ニュースしか流れない。テレビのCM見続けているのとあんまり変わらない!! って話です。

オール・ジェンダー・レストルーム【昨今のアートワールド】

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アメリカのミネソタ州ミネアポリスにある「Walker Art Center」に、オール・ジェンダーなトイレが設置されているよってポストです。

 

なんか、もう、こういうのは当然あるもんだよなって思っていたら、わざわざポストするってことはアメリカでも珍しいのかな。

取り急ぎ、日本にも設置を求めるところです。男性も女性も中間も枠の外にいる人も、誰でも使えるんだったら誰にとってもマイナスにはならないので、早くつくりましょ。

シグリッド・ホルムウッド【昨今のアートワールド】

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オークション会社のまわしものみたいになっていますが、今日もクリスティーズのポストをちらり。

 

Sigrid Holmwood(シグリッド・ホルムウッド)という1978年に生まれた女性アーティストの作品。ものすごく古典技法に習熟したアーティストです。

 

彼女の絵は、まず古代の文献などを読み始めることからスタートし、科学者や考古学者などの専門家と一緒に、むか〜し使われていた塗料の製造レシピを研究することからはじまります。そして、絵の具をゼロから作り始めるのです。

 

美術は、目に見えないものや、見えにくいものを見えるようにする方法です。

 

科学者などの研究者といっしょ。今はどこにもないものを、作り出しているんでやんす。

 

この絵が、£4,000〜6,000(56万円〜84万円)で購入できるようです。お、買えるかも!!

 

そうなんです。今回の企画は、「ハンドピック」な作品たちを100個そろえているらしく、クリスティーズにしては手の届きやすい作品が多数出てくるらしいのです。

ギャラリー・レーベンブロイ【昨今のアートワールド】

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ここは、今では綺麗なギャラリーになっていて、それこそ世界最高とまで言われる「Hauser & Wirth」が居をかまえているのですが、2000年に改装をしはじめた当初はこんな感じだったそうです。

 

ちなみに、ギャラリーになる前は有名なビール「レーベンブロイ」の醸造所があり、ここには巨大なビールタンクが置かれ、大量のビールが作られていたそうです。

 

で、このポストでは、日本でもわりと人気のあるピピロッティ・リストのことを紹介しています。いかにHauser & Wirth」が早くからピピロッティ・リストの作品を取り扱ってきたか。その見識眼を誇っているのです。それはまぁいいや。

 

問題は、ビールとアート。どちらがより多くの人を酔わせているのか。

 

たまには、こういう「それっぽいこと」を言ってみたくなるんです。でも、そんなことばっかり言っている中身のないオシャレ親父にはならないように配慮していく所存です。

プレジデント・デイ【昨今のアートワールド】

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「大統領の日」という、私からしたら不思議な名前の記念日がアメリカにはあるようです。ニューヨークのニューミュージアムでは、その記念に、Raymond Pettibon(レイモンド・プッチボン)の作品をポストしています。歴代の有名大統領が出てきます。

 

ひさしぶりに「沈黙の艦隊」を読み直して、大統領っていうのは不思議だなぁと思いました。これだけテクノロジーが発達した現代においても、ひとりの人間の言動が中心となって世界が動いていくって、単純に不思議。

 

トヨタ自動車の現社長、章男さんが社長に就任された時とその以後も同じことを思ったのですが、これだけ巨大な組織であっても、トップの人の手腕や人格にここまで左右をされてしまうのかぁって。もちろん章男さんはすごくいい影響を会社全体に与えたわけなんですが。それにしてもここまで変わるかねって思いました。

 

もしかしたら、われわれは民主主義を発明した古代ギリシア時代からいささかも基本構造が変わらない世界に住んでいるのか〜? とか考えるんです。

それがいいのか悪いのかは知らん。でも、組織の指導的な役割がひとりの人間に依存したものだとすると、その権力から離れたものとしてのアートは今後も生まれる意味はあるだろうし、権力から離れているからこそ権力者に愛されるという現代アートの矛盾がこれからも続くのかなって。

 

大統領の日って、こういうことを考える日ということで合っているのかな??

コーバーグ【昨今のアートワールド】

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昨日の「びじゅツアー」についてはまたちゃんと書くとして。本日は本日で風邪をひいております。喉痛み。熱はそんなになし。でも、体だるい。

 

Peter Doig(ピーター・ドイグ)というアーティストがいます。はじめて彼の絵を生で見たのは、六本木ヒルズのオープニング展「ハピネス」でした。もう10年以上前か〜。すごく好きなアーティストではないのですが、世界的な評価は高く、その後もちょくちょく作品にでくわしています。

 

今回、2大オークション会社の「クリスティーズ」にて、彼の1994年の作品「Cobourg 3 + 1 More」が売りに出されるそうですが、予想落札価格は£8,000,000〜12,000,000(11億〜16億円ぐらい)という価格。アートは、今、バブルであります。

ジョナサン・ヨー【昨今のアートワールド】

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この絵、なんか好きです。写実的に描かれた絵って、技術的なメソッドが確立してしまった現代では評価が難しいものですが、これはなんかすごい。なんかすごいっていうアホな感想ぐらいしか出てこないのですが、許してください。

 

描いたのは Jonathan Yeo(ジョナサン・ヨー)。1970年にロンドンで生まれたアーティストです。「世界で最も重要な肖像画家」なんて言われているらしいです。肖像画家って職業が、この時代にあることに驚きですが。写真……。

 

この作品は、カーラ・デルヴィーニュさんというイギリスのモデルさんを描いた連作の1枚です。

 

そして、脈絡はないですが、明日は「びじゅツアー」です。お気軽に来てください。

びじゅツアー「n・s・ハルシャに会いに行く」〜カレーとヨガと12億の人口から生まれたアート〜

ヨーヘン・セール【昨今のアートワールド】

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なにかと話題の「曜変天目茶碗」。それが、売りに出されるらしい。まぁ、見るからにギラッギラな一品が、「サザビーズ」のアジアウィークで出品されるらしいです。

 

前々から「いいなぁ」って思っていた人は、トランクいっぱいに万札詰め込んで、ニューヨークへ向かいましょう! 税関には注意してね!! 

しかし、あるところにはあるもんですね。日本では、国宝指定され、私設とはいえ美術館に収められているため、今後も市場に出てくることはまずないものですが、海外のコレクターさんというのは個人でこんなものを持っているようです。

 

でも、前々から思っているんですが、これでお茶を点てたら、見えないよね。中。しかも、ちょっと不味そうだよね、お茶。コーヒーの方が合うと思う!

ハナブサ・イッチョウ【昨今のアートワールド】

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ボストン美術館が、江戸の絵師 英一蝶の「涅槃図」を広げて眺めております。

 

この、英一蝶はなかなか無茶苦茶な人で。最初は絵の才能があるということで狩野派の絵を学ぶんですが、浮世絵とかの風俗画の方が面白いといって途中で破門。で、当時のアングラカルチャーだった松尾芭蕉なんかと交流を持ちます。破門されたとはいえ才は抜群。絵を描いて、かなりの人気を得ます。で、稼いだ金を吉原で使い倒す。さらに、よくわからないけれど「幇間」といって、遊郭で芸をする芸人さんがいるんですが、それも始める。お客さんだったのに、いつの間にか芸人になっていたみたいです。


とにかく、アングラカルチャーとお笑いが大好きなタイプの人間。いますよねこういう人。

まぁ、あんまり怖いものや恐れを知らない性格だったので、途中で2か月ほど牢獄に入れられます。そのあとも、生類憐みの令が出ていたのにもかかわらず、釣りを楽しんだがために、島流し(他にもいくつかの罪状が重ねられている)。11年も三宅島で過ごしていたそうです。

そんな人が描いたブッダの絵が、今はアメリカのボストン美術館で多くの人に見られているんです。

ユン・オン・ツワイナー【昨今のアートワールド】

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世界最高峰のギャラリー「David Zwirner」のシニアパートナー Christopher D'Amelioが、新しい展覧会のレセプションで熱く語っています。

 

内容は、今回の主役の尹亨根(ユン・ヒョンクン)が、アメリカの伝説的アーティスト Donald Judd からいかに影響を受けたのかというお話。

 

ここまでしかっりと、自分たちが売っているものを語れるというのは、どんな商売であっても必要だし、すごいことです。