ウェイ・オブ・アジア【昨今のアートワールド】
Cécile B. Evans と、Yuri Pattison のふたりのアーティストが、IBMとイームズのふたつの企業とコラボしてショーを開催中です。
まぁまぁ、こまかいところは置いておいて、この絵。線がおもしろいなと思ったんです。よく見ると、線の太さがバラバラ。ふつうは、手前にあって強調したいものは太い強い線で。奥にあってフワッとさせたいものは弱い線で描かれます。でも、この絵はバラバラ。だから、光が部屋全体にポワンと広がったような見え方をしています。しかも、影はつけずに色はべた塗り。ここまで線に差をつけているのに、色はべたっと置かれている。
この描き方は、伝統的なアジアの絵の描き方です。西洋の絵は、あんまりこういうのやりません。
デジタル技術を駆使する若き西洋のアーティストふたりが、超絶IT企業のIBMとコラボして、アジア的な表現方法をとっているっていうのが面白いなぁと思ったんです。
というわけで、ひさしぶりに「びじゅツアー」やります。
今回は、六本木の森美術館で開催中の「N・S・ハルシャ展」へ行きます。インドの伝統的な、アジア的な絵の最新バージョンを、みんなで見に行きましょう〜。
詳細はここから
びじゅツアー「n・s・ハルシャに会いに行く」〜カレーとヨガと12億の人口から生まれたアート〜
しかし、最近のフェイスブックの過疎っぷりは凄まじいですね。そろそろここでイベント情報を流すことに限界を感じています。でも、便利なんだよなぁ。