サー・エルトン・ジョン【昨今のアートワールド】
スケールの大きな話です。
まずはこちらをご覧ください。
イギリスに「Tate Modern」という近代以降の美術品を集めたすばらしいミュージアムがあります。
ニューヨークの「MoMA」、パリの「ポンピデューセンター」と並び、世界中からアートファンが訪れる近代美術館です。
ここで今、開催中のショー「THE RADICAL EYE」。
1920年から1950年に撮影された、写真の展覧会です。
ここに、「テート」の責任者 Nicholas Serota(ニコラス・セロータ)と、あのエルトン・ジョンのふたりが来ています。
なぜエルトン・ジョンが??
実は、このショーで展示されている写真は、すべてエルトン・ジョンのプライベートコレクションなのです。
世界屈指の美術館で、自分のコレクションだけの展覧会が開ける。
すさまじいスケールの話です。
エルトン・ジョンのことは好きでもなんでもなかったですが、このコレクションを見て、むちゃくちゃセンスのいい、かっこいいおっさんだなって思いました。
それにしても、自分のコレクションを見ながら
「(自分のコレクションではなく)こんな美術館にふつうに来たら、一緒に来た相手になんて言う? 」と聞かれて
「すごく嫉妬しているって言うな」って。
Sirは違うね。Sirは。