音から見えるリアルな風景【1日1品】
サウンド・インスタレーションという美術のジャンルがあります。
音楽、といえば音楽なんだけど、ちょっと違うのかな。
私的には、映画と映像作品の違いぐらいの感じ。
まぁ、ジャンルなんてものはどうでもよくて。
美術は「これこそ美術!」みたいなルールがない世界なので、いいものがあれば勝手に「これはアートです」といってジャンルが増えていきます。
ふつうにギリシャ彫刻と、ピカソの絵が同じカテゴリーっていうのもおかしな話ですが、そういうものなんです。
懐が深い。
だからなくならない。
そんな中、「音」で注目を集めるアーティストが増えてきており、中でもこの人はすごいんです。
彼の名は Emeka Ogboh(エメカ・オグボ)。
1977年にナイジェリアのエヌグで生まれ、今はラゴスと、ドイツのベルリンを中心に活動しています。
彼の作品はまずこんなふうに街に出て、音を集めることから始まります。
マーケットや、道路に流れる音、またはスピーチなども集められます。
で、アフリカンな感じに編集。
むちゃくちゃかっこいい〜。
パティれるわ〜!
音でしか見えない風景。
音だからこそ、見えてくるという不思議な風景が、そこにあります。