最近は映像を使った作品が多くなりすぎて美術館に行くと目が疲れます【1日1品】
デジタルの申し子。
昨日も書いたように「Power 100」というアート業界のランキングが発表されました。
そのランキングの50位に、1982年生まれの若いアーティストが入りました。
名前は Ed Atkins(エド・アトキンス)。
ロンドンで生まれ、今もイギリスを拠点に活動するアーティストです。
彼が評価さえたポイントは2つ。
まずはランキング1位のハンス・ウルリッヒ・オブリストが、この時代の中で最高のアーティストのひとりとしてエド・アトキンスの名前を頻繁にあげていること。
もうひとつは、まさにこの世代を象徴する技術「デジタル」を巧みに使った作品で頭角をあらわしたこと。
本日の1品は「Happy Birthday!!」
おしゃれやなぁ。
このテッカテカでつるっつるの映像が、逆に「死」とか「腐敗」とか「最悪な感じ」を表現するのに適しているってエド・アトキンスは言ってはります。
彼には世界がこんな風にみえるのかしら。
見えるんやろうなぁ。
そんなことより「ザ・ファブル」という漫画がおもしろいです。
天才的な殺し屋が日常を暮らす物語。
ファブルの世界観と、このエド・アトキンスの世界観は似ている気がする。