時間がないという人におすすめ【1日1品】
瞬間型アーティスト。
本日はKevin Beasley(ケビン・ビーズリー)さん。
1985年にバージニア州のリンチバーグというところで生まれたアーティストです。
今日は短めでいきます。
なぜなら彼は瞬間型彫刻アーティストだから。
美術は、目に見えないものや見えにくいものを、別のかたちに置き換えて見えるようにする方法です。
いろいろ目に見えないものはありますが、中でも見えない代表格といえば「時間」です。
過去にも、時間をテーマにつくられた作品はたくさんあります。
しかし、ケビン・ビーズリーは一味違う!
本日の1品は Untitled (Jumped Man)。
無題だけど、「飛ぶ男」ってタイトルもついています。
無題ってつけるのやめればいいのに。
こちら!!
作り方はこうです。
どろどろのポリウレタン樹脂を用意して、おもむろに固めます。
硬化するまでに、しばらく時間があるので、蹴ってみます。
グッと力を入れて、固まりかけのポリウレタンにめり込むように蹴りましょう。
固まったら、靴を脱いで、完成です。
ね、コミカルでしょ。
こういう作品につきものなのは「こんなん俺でもできるわ」という批判ですね。
当たり前ですね。
誰でもできます。
ただ、時間を彫刻にしなさいと言われて、この方法を思いつく人ってそうそういないと思います。
また、思いついたからやってみたという人は、現時点でケビン・ビーズリーただ一人。
アイデアの価値って日本では軽視されがちですが、なんでも揃うこの時代だからこそ、アイデアって大事だなと思います。
かたちもなんかカッコいいしね。
強そう。
あ、歯ブラシバージョンもよかったら。