1日1品
ふう。 今日あたりから本格的な冬になったって実感があります。 本日は、日曜日に行ってきた「びじゅツアー」のレポートを。 今回は、師走に1週間前の告知というむちゃくちゃなスケジュールながら、6名もの方々にお集まりいただき、安心したところからのスタ…
大は小を兼ねる。 いやいや。 それどころではありません。 物事は、極限まで大きくなると、自我を持ちはじめます。 今日のアーティストさんは、化粧品やチョーク、土、スプレーなどの、身の回りにある「粉っぽいもの」を、とにかく大量に持ってきて作品をつ…
本日は「びじゅツアー」の日でした。 写真はこの前行ってきた上野動物園です。関係はありません。 今回は六本木の「国立新美術館」で開催中の「シェル美術賞2016」に行きました。 詳しいレポートは後日また書きます。 本日は、今日見た中でも、ものすごくよ…
SONGSONG!!! あ、名前です。 本日のアーティストさんは李松松(Li Songsong)という方です。 名前に「Song」がふたつも入っているのに、ミュージシャンにならずビジュアルアーティストになるなんて、不思議な縁ですね。 私は、最近、「ミレニアルズ」とい…
「さっき狩ってきた」 そんな言葉が似合いそうなナイスミドル。 本日のアーティストは Kendell Geers(ケンデル・ギアーズ)さんです。 ギアーズさんはアパルトヘイト下の南アフリカで、労働者階級として生まれました。 当初は Jacobus Hermanus Pieters Gee…
この人はある意味サンタです。 もうすぐクリスマスですね。 クリスマスといえば、ツリーですね。 あれは、2年前のことでした。 フランスのヴァンドーム広場に、Paul McCarthy(ポール・マッカーシー)さんの巨大な彫刻が設置されます。 その名も「Tree」 ま…
俺はそんなに甘くねえぜ。 写真の話です。 写真とは、光に反応して色の変わる特殊な紙を使って「像」を紙に定着させる技術です。 まぁ、でも、細かいことは、気にしないでください。 今日は、かなり頭のおかしな写真家の話です。 まっとうで科学的な話なんて…
このブログは、日本で1番、海外のアートシーンでそこそこに活躍しているアーティストの情報が出てくるブログです。本来は。 最近は、日本で今やっているショーについてばかり書いていました。 本日は、ひさしぶりに海外ではそこそこ有名だけれど、日本ではほ…
昨日まで3日連続で現在、広尾の「カイカイキキギャラリー」で開催中の大谷工作室さんのショー「僕が17歳の時、ジャコメッティの話を美術の先生に聞いて、彫刻に憧れて、僕は今、彫刻を作ってます。」がすばらしいと書いてきました。 大谷工作室のストレート…
一昨日、「大谷工作室」さんのショーがすごくいい。と書きました。 kuma-bijutsu.hatenadiary.jp 昨日も書きました。 kuma-bijutsu.hatenadiary.jp 今日も、やっぱり書きます。 「大谷工作室」さんが主に使っている素材はセラミックです。 ようするに「陶」…
昨日、「大谷工作室」さんのショーがすごくいい。と書きました。 kuma-bijutsu.hatenadiary.jp すごく正統派のストレートな彫刻で最高!って書きました。 今日もその話です。 正統派な彫刻ってどういうこと?? っていうのを書きます。 えー。 すごくざっく…
ダメだ。 これはダメだ。 良すぎる。 すごくいい!! ぜんぶ持ってかれる感覚がある。 しばらくこっちに引っ張られてしまいます。 ただいま広尾の「カイカイキキギャラリー」でやっている「大谷工作室」さんの展示。 『僕が17歳の時、ジャコメッティの話を美…
「もののけ姫」を超えました。 映画「君の名は。」が、興行収入で歴代の邦画第3位になりました。 今回ぬかされた「もののけ姫」は、高校時代に友だちと毎朝セリフを朗読していたので、大変に思い出深く、残念な気もしています。 ひとつの時代が終わったんで…
無力やわ〜。 無力かつ、無気力やわ〜。 ……そんな始まり方ですみません。 大丈夫です。 精神的にも、肉体的にもふつうです。 ただ、本日のアーティストさんが「無力でかつ無気力なモノ」をテーマに作品を作られているので、存分に無力感を味わっていただけで…
昨日、またしても静岡県へ行ってきました。 前職の同僚たちといっしょに「クレマチスの丘」に。 1か月まえに行ったばかりだったんですけどね。 前回の様子はこちら kuma-bijutsu.hatenadiary.jp これが、かなりよかったので「みんなで遠足行こう!!」と誘っ…
本格的に冬ですね。 ちょっと寒さが和らいだとはいえ、天気も悪く、やっぱり寒く、気分も滅入りがち。 どうですか? 気分。 滅入りがちではないですか? 冬ですから、多少はね。 ということで、本日はハッピーな作品をお届けしますよ。 アーティストは Richa…
本日は「東京都庭園美術館」に行ってまいりました。 庭園美術館というぐらいなので、敷地のほとんどは庭です。 この建物、もともとは 朝香宮鳩彦王(あさかのみや やすひこおう)という皇族の方のお屋敷で、その後、吉田茂によって外務大臣公邸になったり、…
本日もおばあちゃんアーティスト。 Dora Maurer(ドーラ・マウラー)は、1937年にハンガリーのブタペストで生まれました。 御歳79です。 ハンガリーの現代美術業界では、最重要人物のひとりにあげられ、世界的な評価もすごく高いです。 本日の1品は「Seven T…
「芸術家」と聞いて最初にイメージするのはどんな人ですか? おそらく、ヒゲが生えた男性で、貧乏。 好物はトウモロコシとキュウリで、何色だかわからない色のシャツを着ている。 常に遠くを見ていて、気難しく、そして、貧乏。 なんとなくこんなイメージで…
寒いー!! 寒い! 寒い! 寒い! 冬ですか? (冬ですね) 本当に雪が降りそうです。 5年ぐらいい前に中国に住んでいたんですが、その時に、ある中国人にこんなことを言われました。 「荒木さん、寒そうね。赤い服を着な」 中国人は、寒い時は、赤い服を着…
明日の夜は関東でも雪が降る、かもしれません。 テンション上がりますね。 子どもの頃から雪が大好きです。 雪の日はの朝にカーテンを開けると、見慣れている風景が、昨日までとは大きく変わっていて、宇宙旅行に来たような空想をしていました。 ここは、宇…
ジグマー・ポルケを思い出しています。 22歳のころに、はじめてウィーンに行きました。 特になにかを期待していたわけではなく、ドイツで「ドクメンタ12」を見て、ローマに行く途中で気が向いたからよってみたという程度の気持ちでした。 結果、その旅行の中…
顔が小さく、手が大きい。 Njideka Akunyili Crosby(ジデカ・アクーニーリ・クロスビー)は、1983年にナイジェリアで生まれました。 今はロサンゼルスを拠点に活動をしています。 作品の特徴は大きくわけて3つ。 まずは「家」の様子を描くこと。 この「家」…
建築の話をしてきました。 三軒茶屋に「るくぜん」という整体鍼灸院があります。 luxen.jp ここの難波さんが、月に1、2回。多いときはもうちょっとのペースで、いろいろなワークショップをしています。 この夜は「よるくぜん」という企画の第一回目。 「建築…
どっかで見たことあるかも。 Thomas Houseago(トーマス・ハウシーゴ)の彫刻は、新しいんだけど、どっかで見たことあるかもって思うような彫刻をつくっています。 1972年にイギリスで生まれたハウシーゴさんは、オランダに渡り、ベルギーに渡り、今はアメリ…
ついに来たか。 テクノロジーをアートの道具として使うことは、かなり前から行われていました。 でもそれは、コンピューターグラフィックスを使って絵を描くことだったり、3Dプリンターで彫刻を作ることだったり、映像を加工して動画をつくることだけ。 つま…
本日はサウジアラビアの女性アーティスト、Maha Malluh(マハ・マルー)さんをお届けいたします。 その前に、私事ですが、いや、ブログなんだからほとんど私事なんですが、風邪をひきました。 久しぶりの風邪で、とまどっています。 といっても、熱があるわ…
私は、旅が嫌いです。 いや、そんなに嫌いなわけではないんですが、世の中には「生きることは旅することだ」とか、「旅するように生きたい」とかいう人が大勢います。 実際、目的もないのにアジアの小さな村に行っては、子どもと写真を撮ってフェイスブック…
ライナス症候群なんです。 私が。 小さい頃は、どこにでもタオルを持って歩いておりました。 お気に入りのタオルがないと、どうも気持ちが落ち着かず、泣き叫んでいたと思います。 今はそんなことありませんが、枕の代わりにタオルケットを丸めて頭の下にし…
本好き。 本というメディアに、特別な愛を寄せる方々が多数います。 紙の本に、原理主義的な、特別な意味を見出すような変な人種がそこかしこにいるのです。 そんで、日本だとあまり馴染みがないですが、海外では「アーティスト・ブック」と言われるものがあ…