くま美術史

くま美術店の公式ブログです。するりとわかる美術史や、笑える美術の展覧会情報などをお届けしていきます。公式販売サイト「くま美術店」http://kuma-bijutsu.jp/

ジョン・コーメリング【昨今のアートワールド】

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ハハハハハハハハハ!!!!

 

John Körmeling(ジョン・コーメリング)という、1981年にアムステルダムで生まれたアーティストの作品です。彼のキャリアは建築からスタートし、なんか笑える大規模な作品に変わっていきました。

 

笑うって、美しいことだなって思っています。

 

ユーモアなきところに、文明なしです。

ミリオン・フォロワーズ【昨今のアートワールド】

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ルーブル美術館のインスタグラム・フォロワーが100万人を突破したそうです。年間約860万人が来場しているそうなので、8.6%がフォローしている計算。すごい高確率でフォローされているようです。

 

本当にすごいのは、世界最多入場者数を誇り、美術史に燦然と輝く名品を多数収蔵しながら、インスタとかいう現代のツールにきちんと順応しようという姿勢。

 

ちょっと斜めからのうがった発言をすると、歴史と格式がある場合、今の最新のツールを取り扱うことを敬遠しがちになると思うんです。また、取り入れたとしても非常にダサい使い方になって広がらなかったり。

 

恒久的な価値を守るためには、一過性のツールであったとしてもきちんと社会の中でインフラとして機能しているのであれば使うべきだなって思うポストでした。

ハワード・ホジキン【昨今のアートワールド】

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やっぱりやっぱり、美術館の最高の楽しみ方はこんな感じな気がする。

 

超リラックスして、いい絵を見ながら、好きな絵を描く。

 

ジャパンのミュージアムでも、これができるようにしてほしいなぁ。

 

ちなみに、この絵を描かれた Howard Hodgkin(ハワード・ホジキン)さん。20世紀を代表する、イギリスの抽象画家ですが、昨日亡くなられたそうです。

 

享年85歳。アーティストとして生きた人生でした。ご冥福をお祈りいたします。

ロー・オブ・ジャーニー【昨今のアートワールド】

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アイ・ウェイウェイ殿下が、絶賛新作製作中NOWなんです。

 

この作品、よさそう!!!

 

タイトルは「law of journey(旅の法則)」と言うらしいです。

 

3月17日から、プラハのナショナル・ギャラリーで見られるらしい!!!

 

そうだなぁ。最近、プラハしていないし、たまにはいいかもなぁ。みなさんは、プラハしていますか?

リー・セラミック・ウーファン【昨今のアートワールド】

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ちょっとこれを見ておくんな。直島に個人美術館のある、日本でも大人気のアーティスト、李禹煥(リー・ウー・ファン)が陶器の作品を作るというから見てみたら、予想を裏切らないリーっぷり。

 

冒頭から、乾燥前の壺をおもむろにちぎり、ツルツルの磁器をハンマーで砕くなど、彼のスタイルがいかんなく発揮されております。

 

で、結局はいつもの一筆書きペインティングを始めるという、なんというか、徹底していていいなと思いました。

 

リー・ウー・ファンのいいところは、いつでもリー・ウー・ファンなところ。それでいて、意外と飽きないところが彼の人気の理由ですかね。

アルバート・ナントカ【昨今のアートワールド】

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おしゃれな作品。ドイツのアーティスト Albert Oehlen(アルバート・オーレン?)の作品。おしゃれって、こういう感じって思っている。

 

まぁまぁ、この絵を説明すると長いんですが、超雑に言うと、東西統一後のドイツ芸術のいいところを全部のせですっきりまとめましたみたいな作品なんです。

 

でも、とりあえずおしゃれで、今、若者が最も住みたい都市ナンバーワンのベルリンらしさが、遺憾無く発揮されております。

 

そろそろ行くか。ベルリン。

グレイソン・ペリー【昨今のアートワールド】

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1960年に生まれたアーティストの Grayson Perry(グレイソン・ペリー)は、2007年にターナー賞を受賞して一躍脚光を浴びました。

 

まぁ、作品が可愛いんです!! 神話の世界のような光景を、陶器や、布で存分に表現していくスタイル。このスタイルの出発点は、複雑な家庭環境で育ち、彼に向けられる暴力から逃れるために倉庫へ逃げ、そこで幻想を膨らませていったそうです。

 

逃げるのは、すごく大事。もう無理って思う前に、一旦逃げて、いけると思ったらもう一回向かって行くぐらいが、一番正しい生物としてのスタイルだと思う。

 

アートは全てを受け入れるし、場合によってはすべてを拒絶してくれるので、逃げ場所としては最高ですよ。

 

逃げちゃいたいと思った人は、ミュージアムへ行きましょう。

ホーニマン・ミュージアム・アンド・ガーデンズ【昨今のアートワールド】

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ダミアン・ハーストがまた大きなショーでもやっているのかなぁ? と思ったら、ロンドンの「Horniman Museum and Gardens」という自然史博物館の一コマでした。

 

神のつくりしものを並べる自然史博物館と、人の作りしものを並べるアートミュージアム

 

いや、最近はまっている言葉に、「◯◯のつくりしもの」っていうのがあって、リアルな会話のさりげないシーンで混ぜ込みたいなと思って日頃から練習しているんですが、なかなか言うチャンスがないんです。

 

あ、これ、冗談ですからね。

 

最近、仕事が忙しくて、書くことが億劫になってきたけど、書かねば!と思って無理やりこんなこと書いているだけです。

 

でも、アートニュースマガジンは、なんで突然こんなポストをしたんでしょうか??

アーモリー・ショー【昨今のアートワールド】

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「Armory Show」をやっているようです。

 

Armory(武器庫) のショー。1913年から続く、伝統ある現代美術の国際展。とにかく斬新な作品が多く並べられたことで、様々な議論を巻き起こし、いくつものスタイルが生まれるきっかけとなったショーです。

 

ここでいう斬新さは、ちょっと変わっているレベルではなく、センスも、洗練もされていない、とにかく前衛的なものが、昔は並んでいたようです。

 

今は、まぁ、伝統ある前衛の美術展という大きな矛盾を抱えたものになったので、こんな、ふわっとした作品が置かれているみたい。ふわっとしてるわ。

ハンマー・ダウン【昨今のアートワールド】

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4,250万ポンド。…60億円。ふーっ!!! 

 

それにしても、このオークションの熱狂感って、独特です。ギャンブルとも、スポーツとも、恋愛ともまた違った高揚感。

 

異常な世界で、イカれた紳士淑女がプレイをしているわけですが、絵画の美しさに反して、人間の欲望がダイレクトに見えておもしろいな〜。

 

と、いう、芸術家っぽいコメントが浮かびました。でも、ここも含めてショーだなって感じです。あー、オークションしたい。

 

それはそうと、このクリムトの作品は、確かに欲しい。これ、ちょっとすごい絵だな。欲しい。資産が莫大にあれば、買いたくなる気持ちは理解出来る。